(14年4月掛金見直しへ)第2回へ第3回財政再計算について第3回へ(第4回へ)
(平成15年12月5日 国民年金基金連合会 常務理事懇談会)
項目 内容
1. 第3回財政再計算の時期 ・平成16年4月に現行商品の見直しを行う
国民年金基金制度は、制度発足から12年経過したが、我が国の経済社会情勢や今後の制度成熟見通しを考慮し次期財政再計算作業を平成15年中に行い、現行商品を見直し、その結果を平成16年4月から実施するものとする。
2. 現行商品の見直し
(新規加入分のみ)
①予定利率
②予定死亡率
③年金額単位


・現行の3.00%から1.75%にする
・新将来推計人口(平成14年1月推計)算出上の2035年の死亡率
・なるべく加入しやすい掛金額体系
1口目年金額3万円、2口目以降年金額1万円の基本は変えないものの、加入しやすくするために、掛金が高くなる一定の年齢以上については年金額単位を小さくして、結果、掛金額を小さくする。
3.前納
①割引率

②適用時期

・現行の0.35ヶ月から0.1ヶ月に変更
予定利率1.75%の数理的前納割引率
・平成17年4月から適用
(周知期間を考慮するため)
4.前納期間中の増口 ・前納期間中の増口を認めることとする
増口のみとし、減口は認めない
増口分も前納するが割引は適用しない
・平成16年3月から適用
5.減口の特例 ・平成16年4月以降に増口し、増口後の期間が2年に満たない掛金単位を減口する場合は、減口後のそれらの口数が平成16年3月以前に加入・増口した口数(1口目を除く)を下回らないようにする
6.運用資産 ・我が国の経済社会情勢や今後の制度の成熟見通し等を考慮し、必要に 応じて基本ポートフォリオを見直す
7.平成16年4月以降引き続き検討する課題
①新商品(キャッシュバランスプラン等)
②セーフティネットの構築
③募集窓口等の拡大
④その他

(14年4月掛金見直しへ)第2回へ第3回へ(第4回へ)